文学研究の入門書
〈比較文学・日本近現代文学研究全般〉
- 『比較文学比較文化ハンドブック』今橋英子・井上健監修(東京大学出版会,2024年8月26日)
- 『文学研究の扉をひらく:基礎と発展』石川巧ほか編著(ひつじ書房,2023年2月6日)
- 『ここから始める文学研究:作品を読み解くために』荒井裕樹ほか(みずき書林,2022年6月10日)
- 『小説は、わかってくればおもしろい:文学研究の基本15講』小平麻衣子(慶應義塾大学出版会,2019年3月22日)
- 『ハンドブック 日本近代文学研究の方法』(ひつじ書房,2016年11月25日)
〈近代文学史〉
- 『日本近現代文学史への招待』山﨑義光ほか(ひつじ書房,2024年10月25日)
- 『日本文学の見取り図:宮崎駿から古事記まで』千葉一幹ほか(ミネルヴァ書房,2022年2月25日)
- 『日本近代小説史』安藤宏(中央公論新社,2020年8月20日新装版)
- 『作品で綴る近代文学史』山田有策ほか(鼎書房,2018年2月25日)
〈文学理論全般およびナラトロジー〉
- 『クリティカル・ワード 文学理論:読み方を学び文学と出会いなおす』三原芳秋ほか編著(フィルムアート社,2020年3月26日)
- 『差異を読む:現代批評理論の展開』武田悠一(彩流社,2018年12月31日)
- 『学びのエクササイズ : 文学理論』西田谷洋(ひつじ書房,2014年5月9日)
- 『文学理論講義:新しいスタンダード』ピーター・バリー(高橋和久訳)(ミネルヴァ書房,2014年4月30日)
- 『
文学理論』ジョナサン・カラー(荒木映子・富山太佳夫訳・解説
)(岩波書店,2003年9月5日) - 『文学とは何か』(上)(下)テリー・イーグルトン(大橋洋一訳)(岩波文庫,2014年)
- 『物語論 基礎と応用』橋本陽介(講談社,2017年4月11日)
- 『ナラトロジー入門:プロップからジュネットまでの物語論』橋本陽介(水声社,2014年7月1日)
- 『テクスト分析入門:小説を分析的に読むための実践ガイド』松本和也編(ひつじ書房,2016年10月14日)
書誌の調査
a.データベース
- 国立国会図書館サーチ
→国立国会図書館の所蔵資料やデジタル資料、国立国会図書館とデータ連携している全国の図書館の所蔵資料を検索できる。 - 国立国会図書館デジタルコレクション
→「詳細検索」で「タイトル」に作品名を入力すると、国立国会図書館のデジタル資料の目次まで検索可能なため、古い資料の書誌を調べる際に便利。 - 国書データベース
→古典籍が中心だが、明治以降の文献資料の書誌情報も閲覧できる。 - Aga-Search.com
→国内外のミステリー・推理小説のデータベースサイト。 - SF書籍データベース、SF雑誌データベース検索
→石原藤夫博士による SF書籍データベース、SF雑誌データベース、SF図書解説総目録(電子版)から、著者、題名などによって検索できる。
c.書誌研究を参照する
- 各種文学全集・作家全集の巻末に収録された「解題」
- 日外アソシエーツの〈人物書誌大系〉シリーズ(1982年~継続中)→各巻一覧
- 〈近代文学書誌大系〉シリーズ(和泉書院,1990~2013年)
d.草稿・原稿の調査
- 『近代文学草稿・原稿研究事典』日本近代文学館編(八木書店,2015年2月)
- 国書データベース
→梅崎春生特別資料・島尾敏雄特別資料(かごしま近代文学館蔵)、森田思軒自筆原稿資料(笠岡市教育委員会管理)、中原中也自筆資料(中原中也記念館蔵)、武者小路実篤の自筆資料(武者小路実篤記念館所蔵)、上野英信自筆資料・原稿(福岡市総合図書館所蔵)などが閲覧できる。 - オンライン版 近代文学作家自筆資料集(*要有料契約:九州大学契約)
→虚子記念文学館が所蔵する、明治~戦前期までの近代文学作家60余名(高濱虚子、夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介、正岡子規、佐藤春夫、長塚節など)の自筆資料約450点を収録。 - オンライン版 二松学舎大学所蔵 横溝正史旧蔵資料(*要有料契約:九州大学契約)
→二松学舎大学が所蔵する、横溝正史(1902~1981)の原稿・草稿、創作ノート・メモ、映画化作品のシナリオ、本人が加筆修正を施した雑誌・単行本切り抜き等で構成されたコレクション。
e.初出の調査
- 『文芸雑誌小説初出総覧 1945-1980』勝又浩監修(日外アソシエーツ,2005年7月-)
- 『文芸雑誌小説初出総覧 1981-2005』勝又浩監修(日外アソシエーツ,2006年7月)
- 『文芸雑誌小説初出総覧 作品名篇』勝又浩監修(日外アソシエーツ,2007年7月)
- 『文芸雑誌小説初出総 覧翻訳小説篇1945-2010』(日外アソシエーツ,2011年1月)
- 『新聞小説史年表(新装版)』高木健夫編(図書刊行会,1996年1月)
f.著作の調査
- 『新現代日本執筆者大事典』全5巻,紀田順一郎ほか編(日外アソシエーツ,1992年12月-1993年6月)
- 『日本著者名総目録』全10巻(日外アソシエーツ,1991年8月)
- 『日本の小説全情報』全7巻(1927-2005年)(日外アソシエーツ,1991年~)
- 『日本の詩歌全情報』全4巻(1927-2005年)(日外アソシエーツ,1992年3月~)
g.教科書掲載作品の調査
- 『読んでおきたい名著案内:教科書掲載作品小・中学校編』日外アソシエーツ 編(日外アソシエーツ,2008年12月25日)
- 『読んでおきたい名著案内:教科書掲載作品13000』阿武泉 監修/日外アソシエーツ 編(日外アソシエーツ,2008年4月)
→高等学校国語科教科書の掲載作品。 - 『中学校国語教科書内容索引:昭和24〜61年度』上・下巻,国立教育研究所附属教育図書館・教科書研究センター 共編(教科書研究センター,1986年3月)
- 『旧制中等教育国語科教科書内容索引』田坂文穂編(教科書研究センター,1984年2月)
- 国語教科書の素材辞典
→戦後昭和、平成、令和に小中学校・高校の国語教科書で取り上げられた素材を集めた情報サイト。 - 教科書目録情報データベース(公益財団法人教科書研究センター附属教科書図書館)
→戦後の検定教科書と現行教科書を中心に資料を収集している。 - 教育図書館・文部科学省図書館 OPAC
→教育図書館と文部科学省図書館で所蔵している図書・雑誌・電子ブック・電子ジャーナルと教育研究論文索引の検索ができる。 - 戦後教科書
→教育図書館で所蔵する戦後検定教科書、教師用指導書(小・中学校)、教科書検定申請図書の検索ができる。 - 東書文庫(東京書籍株式会社附設教科書図書館)
→日本で最初にできた教科書図書館として、江戸時代の往来物から現代まで多くの教科書を所蔵している。 - 広島大学図書館所蔵教科書コレクション
→広島大学中央図書館に所蔵されている教科書の中から、江戸時代の寺子屋で使用された「往来物」から1951(昭和26)年までのものを画像化している。 - 小学校国語 教科書題材データベース(神奈川県立総合教育センター)
→1949(昭和24)年以降の「小学校国語教科書」に掲載された題材を検索することができる。 - 三省堂教科書クロニクル(中学校国語教科書)
→三省堂が刊行した1966(昭和41)年度版以降の中学校国語教科書の内容が確認できる。 - 三省堂教科書クロニクル(高等学校国語科教科書)
→三省堂が刊行した1994年以降の高等学校国語科教科書の内容が確認できる。 - 近代教科書デジタルアーカイブ
→国立教育政策研究所教育図書館所蔵の明治検定制度以前の「明治初年教科書」「明治検定教科書」「国定教科書」をPDFで閲覧できる。
h.演劇・映画・テレビ番組の調査
- 松竹大谷図書館所蔵貴重資料デジタルアーカイブ
- 脚本データベース
- 演劇上演記録データベース
→早稲田大学演劇博物館が収集・整理した資料を元に作成されたデータベース。 - 『日本戯曲大事典』大笹吉雄ほか編(白水社,2016年9月28日)
→明治初期より現代に至る、およそ150年の間に発表された新作戯曲10000超の作品について、約1000名の劇作家別に解説・紹介。 →収録人名一覧 - 『映画作品辞典』全8集(科学書院,1996-2011年)
→日本で製作された映画作品の出演者、スタッフ、表題などが一覧できる総合的な辞典。1945年以前に製作された約1万6千本の作品を収録。 - 日本映画データベース
- 番組検察(放送ライブラリー)
→放送ライブラリーで視聴できるテレビ番組、ラジオ番組、テレビCM、ニュース映画を検索できる。
i.サブカルチャーの調査
- メディア芸術データベース
→マンガやアニメ、ゲームなどのタイトルや公開年月日が検索可能。
作家の調査
a.専門事典など
- 日本近代文学大事典 増補改訂デジタル版(*要有料契約:九州大学契約)
→明治から現代にいたる日本文学の全貌をとらえた最高・最大の文学事典。 - 各作家の個人事典 →主な作家事典
- 日外アソシエーツの〈人物書誌大系〉シリーズ収録の「年譜」→各巻一覧
- 勉誠出版の〈日本の作家100人〉シリーズ(2003~2013年)→各巻一覧
- 『新潮日本文学アルバム』全71巻+別巻4冊(新潮社,1983~2002年)→各巻一覧
- 各作家の個人全集別巻や文学選集収録の「年譜」や「人と作品」
- 『日本現代文学大事典 人名・事項篇』三好行雄ほか編(明治書院,1994年)
- 『文壇史事典』長谷川泉編(至文堂,1972年)
- 『日本女性文学大事典』市古夏生・菅聡子 編(日本図書センター,2006年)
- 『日本児童文学大事典』全3巻,大阪国際児童文学館 編(大日本図書,1993年))
- 『児童文学事典』電子版
→日本児童文学学会編『児童文学事典』(東京書籍,1988年)について巻末と一部の項目を除いた全文が掲載されている。 - 児童文学の部屋(個人サイト)
→鈴木朝子氏が運営。私的 児童文学作家・作品紹介〔海外編・日本編〕、私的 児童文学作家事典〔海外編・日本編〕を掲載。 - 『詩歌人名事典』日外アソシエーツ 編(日外アソシエーツ,2012年新訂第2版)
- 『戦後詩歌俳句人名事典』日外アソシエーツ 編(日外アソシエーツ,2015年)
- 『北海道文学大事典』人名編
→1985(昭和60)年に北海道新聞社より刊行された北海道文学館編『北海道文学大事典』の人名編が読める。 - 次世代デジタルライブラリー(国立国会図書館)(上級者向け)
→「全文検索」を用いることで、作家について言及した記事を見つけ出せる可能性がある。
b.研究案内
- 『明治・大正・昭和作家研究大事典』(桜楓社,1992年)
- 『知っ得 21世紀を拓く現代の作家・ガイド100』(國文學編集部 編,學燈社,2007年)
c.その他
- 『作家の原稿料』(八木書店、2015年2月25日)
語注のための調査
a.注釈書
- 『日本近代文学大系』全60巻(角川書店,1970年-1974年)
- 『新日本古典文学大系・明治編』全30巻(岩波書店,2001年-2011年)
- 『漱石文学全注釈』全?巻(若草書房,2000年-)
b.人名(*日本人の作家名については、「3.作家の調査」を参照)
- WhoPlus(*要有料契約)
→歴史上の人物から現在活躍中の人物まで、日本人26万人+外国人7万人=33万人の人物・文献情報を収録した「WHO」に、日外アソシエーツ刊行の「人物レファレンス事典」(各種人物事典の索引)の65万人を追加して横断検索できる総合人物情報データベース。 - 『人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ,1987年-)
- Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)
→典拠データを検索するサービスではあるが、人名索引としても活用できる。 - 『人事興信録』データベース(名古屋大学 日本研究のための歴史情報)
→『人事興信録』(人事興信所)のうち、明治36年版(初版)・大正4年版(第四版)・昭和3年版(第八版)を全文検索できる。 - 『明治人名辞典』全6冊,古林亀治郎編(日本図書センター,1987-1994年)
- 『大正人名辞典』全7冊,五十嵐栄吉編(日本図書センター,1987-1994年)
- 『昭和人名辞典』全7巻(日本図書センター,1987-1994年)
- 『集英社世界文学大事典』全6巻(集英社,1996年-1998年)
- 『演劇百科大事典 新装復刊』全6巻,早稲田大学坪内博士記念演劇博物館編・河竹繁俊監修(平凡社,1983年4月)
- 『映画作品辞典』全8集(科学書院,1996-2011年)
- 『近代日本社会運動史人物大事典』全5巻(日外アソシエーツ,1997年1月)
- 『増補改訂 日本アナキズム運動人名事典』(ぱる出版,2019年4月20日)
- World Biographical Information System Online (WBIS)(*要有料契約)
→紀元前8世紀から現代まで600万人以上の人物情報を提供する世界でもっとも包括的な人名データベース。残念ながら、管見のかぎり日本で契約している研究機関はないため、海外の研究機関に留学または研修に行く際に活用するとよい。
c.歴史・地名
- 国史大辞典 Japan Knowledge Lib版(*要有料契約:九州大学契約)
- 地名=『角川日本地名大辞典』全47巻+別巻2(全51冊)(角川書店,1978-1991年)
- 地名=『大日本地名辞典(増補版)』)全8冊(冨山房)
d.時代ごとの言葉の使われ方
- 『近代用語の辞典集成』全41巻+別巻解説書1,松井栄一ほか監修(大空社,1995-1997年)
→リスト - 次世代デジタルライブラリー(国立国会図書館)
→「全文検索」を用いることで、ある時代における言葉の使われ方を探索できる可能性がある。
e.俗語・隠語
- 『日本俗語大辞典』米川明彦編(東京堂出版,2003年11月)
- 『隠語大辞典』木村義之,小出美河子編(皓星社,2000年4月)
- 『若者ことば辞典』米川明彦著(東京堂出版,1997年3月)
- 『日本世相語資料事典(復刻集成)』全13冊(日本図書センター,2006年2月~)
- 『隠語辞典集成(復刻集成)』全23冊(大空社,1996年12月~1997年12月)
- 『辞典叢書(復刻集成)』(東出版,1995年12月~1998年10月)
f.用例
- 日本国語大辞典 第二版 Japan Knowledge Lib版(*要有料契約:九州大学契約)
- 『明治文学全集 別巻 総索引』
- 『日本近代文学大系 総索引』
- その他、個人全集の索引などを参照
g.専門用語
- 現代美術用語辞典 1.0 / 2.0
→大日本印刷(DNP)が運営するWebサイト『アートスケープ』に掲載されている辞典。カテゴリ別での検索も可能。
時代背景の調査
a.文学年譜・年表
- 『日本近代文学年表』小田切進編(小学館,1993年12月)
- 『近代文学年表(増補版)』年表の会編(双文社,2010年4月増補10刷)
- 『昭和文学年表』全9巻,浦西和彦・青山毅編(明治書院,1995年3月~1996年12月)
- 『現代日本文学大年表』全3冊(明治書院,1968年5月~1971年9月)
- 『増補版 昭和書籍/雑誌/新聞 発禁年表』全3巻,小田切秀雄・福岡井吉編著(明治文献資料刊行会,1981年5月)
- 日本の子どもの文学関連年表
→近代以降1999年までに刊行された日本の児童文学・絵本作品の中から、主要なものを掲載した年表。
b.その他年譜・年表
- 『新國史大年表』全10巻,日置英剛編(国書刊行会,2006-2015年)
- データベース20世紀・21世紀年表検索ページ
→国際政治学者の田中明彦氏が作成したデータベース。1900年~2006年12月の範囲を検索可能。 - 『近代日本総合年表』第4版,岩波書店編集部編(岩波書店,2001年11月26日)
- 『日本メディア史年表』土屋礼子編(吉川弘文館,2018年)
- 『20世紀メディア年表』江藤茂博編(双文社,2009年2月10日)
- 『昭和・平成 現代史年表〔増補版〕』神田文人・小林英夫編(小学館,2009年3月30日)
- 『年表 昭和・平成史 1926-2011』中村政則・森武麿編(岩波ブックレット,2012年7月5日)
- 『昭和・平成史年表〔新訂版〕』平凡社編(平凡社,2009年3月)
- 近代~現代女性史年表(国際女性教育会館 女性デジタルアーカイブシステム)
→近代(明治)から現代までの女性史年表。各年に作成されたデジタルアーカイブ資料とのリンクも貼られている。 - 『明治・大正家庭史年表』下川耿史編(河出書房新社,2000年3月30日)
- 『昭和・平成家庭史年表〔増補版〕』下川耿史編(河出書房新社,2001年4月)
- 『近代子ども史年表 1868―1926 明治・大正編』下川耿史編(河出書房新社,2002年1月20日)
- 『近代子ども史年表 1926―2000 昭和・平成編』下川耿史編(河出書房新社,2002年4月30日)
- デジタル版日本出版百年史年表
→約100年分の出版史データを収録した年表。
c.文学論争
- 『現代日本文学論争史 上・中・下巻』平野謙ほか編(未来社,1956年7月15日)
- 『近代文学論争事典』長谷川泉編(至文堂,1962年12月15日)
- 『近代文学論争 上・下』臼井吉見著,筑摩叢書217・218(筑摩書房,1972年・1975年)
- 『近代文学評論大系1~10』吉田精一編(角川書店,1978~1980年)
- 『戦後文学論争 上・下巻』臼井吉見監修/大久保典夫ほか編(番町書房,1972年10月31日)
- 『現代文学論争』小谷野敦著,筑摩選書(筑摩書房,2010年10月25日)
d.古い地図
- 地図・空中写真閲覧サービス
→国土地理院提供のサービス。作成・撮影年ごとに各地域の地図や空中写真が検索・閲覧できる。 - 今昔マップ on the web
→谷謙二氏(埼玉大学教育学部人文地理学研究室)が提供。全国41地域について明治期以降の新旧の地形図を切り替えながら表示できる。 - 鉄道歴史地図
→鉄道の開業年、設置・廃止時期、廃線の路線図、時代による変遷が地図で一覧できるサイト。 - 市町村変遷パラパラ地図(個人サイト)
→つかんぼやと氏が作成した明治期から現在までの市町村合併の変遷がわかる地図。
e.風俗・文化
- 国際日本文化研究センター データベース
→日本関係欧文図書や図解・人物志など、日本文化に関するデータベースを使用できる。 - 『大衆文化事典』弘文堂
- 『風俗画報』
- 『東京風俗志』ちくま文庫
- 『明治事物起源』ちくま学芸文庫
- 『昭和史[事件][世相][記録]事典』
- 写真の中の明治・大正
→国立国会図書館が所蔵する明治・大正期の写真が検索・閲覧できる。 - れきおん(歴史的音源)
→「ログインなしで閲覧可能」な音源は、自宅のPCでも聞ける。
f.広告
- 【電通】広告景気年表
→1945年から現在までの各年の社会情勢や流行したものがまとめられている。 - 東京大学総合研究博物館画像アーカイヴス 日本の新聞広告3000(明治24年-昭和20年)
- 明治期出版広告データベース
→国文学研究資料館が作成した明治前期の新聞・雑誌等に掲載された出版物の広告を集成したデータベース。東京日日新聞を中心とし、明治23年末までの広告情報を広告全文とともに収めている。
g.物価
- 昭和・大正・昭和・平成 物価の文化史事典』森永卓郎監修(展望社,2008年9月28日)
- 『値段の明治大正昭和風俗史』[正]-続,週刊朝日編(朝日新聞社,1981年-1984年)
- 『新・値段の明治大正昭和風俗史』週刊朝日編(朝日新聞社,1990年1月30日)
- 『値段史年表 明治・大正・昭和』週刊朝日編(朝日新聞社,1988年6月30日)
- 『日本の物価と風俗130年のうつり変わり』日本新聞連盟編(日本新聞連盟, 1997年7月)
h.ファッション(装束)
- 身装画像データベース<近代日本の身装文化>
→1868年から1945年(明治維新から第二次世界大戦終結)までの新聞小説挿絵、写真、図書中の図版、ポスターなどを対象として、構成和装と洋装が拮抗した様子をデータベース化している。 - 『ファッション辞典』文化出版局・文化女子大学教科書部編(文化出版局,1999年)
i.社会・政治
- e-Stat 政府統計の総合窓口
→日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト。 - 国立公文書館デジタルアーカイブ
→国立公文書館所蔵の特定歴史公文書等の目録情報の検索、公文書や重要文化財等のデジタル画像等の閲覧、印刷、ダウンロードが可能。 - 外交史料館 日本外交文書デジタルコレクション
→外務省がこれまでに編纂・刊行した『日本外交文書』をデジタル画像で閲覧できる。まだ一部だが、今後も追加される予定。 - 渋沢社史データベース
→明治以降日本で出版された全社史約15,000冊の中から、渋沢栄一に関連する会社の社史を中心に1,588冊分のデータを収録。
j.社会運動
- 日本社会運動史年表
→明治30年代後半の初期社会主義運動を中心とした年表や資料が整理されている。 - 法政大学大原社会問題研究所 デジタルライブラリー
→『日本労働年鑑』の一部や『社会・労働運動大年表』データベースなどを閲覧することができる。 - 『社会・労働運動大年表〔新版〕』本編・索引,法政大学大原社会問題研究所編(労働旬報社,1995年6月)
k.教育制度
- 学制百五十年史
→近代教育制度の発足と拡充から現代の教育改革までの学制の変遷を確認することができる。 - 学習指導要領データベース
→昭和22年度版から平成20年度版までの学習指導要領を確認することができる。
l.戦間期
- 全開拓団データ一覧表(満蒙開拓平和記念館)
→旧満州の入植地(省・県名)、種別(開拓団・義勇隊・報国農場・開拓女塾等)、入植年月日、団・中隊名、送出地(出身県市町村名)、在籍人数、死亡者数など、確認できる限りのデータを入力した一覧表。
m.戦後占領期
- 占領期ラジオ放送・投書データベース
→太田奈名子氏作成。1947年〜1948年のあいだに、ラジオ番組『街頭録音』と『社会探訪』への感想・意見・要望として、日本放送協会(NHK)宛てに送られた約250通の投書をデータベース化して公開している。 - 日本人検閲者名簿検索
→NPO法人インテリジェンス研究所理事長の山本武利氏が発見した検閲者名簿(総数11,727件(同一人絞込み6,794人)の中から、検閲者名を検索できる。
n.その他
- ブラジル移民文庫 100年の歴史集大成
→基本文献、写真集から、野球、演歌まで160点収録。
同時代評の調査
- リサーチナビ>書評を探す
→国立国会図書館が書評の探し方を整理している。 - 『文藝時評大系(明治編・大正編・昭和編)』ゆまに書房
- 個人全集の別巻(ないし最終巻)に収録されている場合がある
- 次世代デジタルライブラリー(国立国会図書館)
→「全文検索」を用いることで、同時代評を発見できる可能性がある。
先行研究の調査
a.データベース
- CiNii Research
- MAGAZINE Plus(*要有料契約)
- J-STAGE
→日本国内の雑誌に掲載された論文・記事を検索できる。 - 国文学論文目録データベース(国文学研究資料館)
→古典から近代まで、国文学に関する論文・記事を検索できる。 - 国立国会図書館サーチ
→「絞り込み条件」で「雑誌記事等」や「博士論文」のみにチェックを入れて活用するとよい。 - CiNii Dissertations(博士論文)
→国内博士論文データベース。一部のデータには本文へのリンクがある。 - Google Scholar(海外を含む)
→論文、学術誌、出版物の全文やメタデータにアクセスできる。 - Web of Science(海外を含む)
→統合学術プラットフォームで、複数データベースの一括検索や検索結果から他のデータベースへのリンクなどが利用可能。 - Scopus(海外)
→科学・技術・医学・社会科学・人文科学の25,000タイトル以上をカバーする、世界最大級の抄録・引用文献データベース。 - JSTOR(海外)
→75分野にわたる1200万以上の記事、書籍、画像、一次資料へのアクセスを提供する研究・教育のプラットフォーム。 - CNKI : 中国学術雑誌(CAJ)(中国)
→中国最大の学術文献オンラインサービス。 - Kiss:Koreanstudies Information Service System(韓国)
→韓国を代表する電子ジャーナルデータベース。
b.学術雑誌の総目次
- 学会誌
- 『日本近代文学 総目次』
→日本近代文学会の機関誌『日本近代文学』の総目次及び論文が閲覧できる。 - 『日本文学』目次
→トップページ右側の「『日本文学』目次」より、日本文学協会の機関誌『日本文学』の近刊約15年分の目次が確認できる。 - 『昭和文学研究』目次(第64~82集)
→昭和文学会の機関誌『昭和文学』の第64集から第82集までの目次が確認できる。また、第77集以降はJ-STAGEで閲覧できる。 - 『社会文学』総目次
→日本社会文学会の機関誌『社会文学』の総目次を掲載。 - 『文学・語学』バックナンバー
→全国大学国語国文学会の機関誌『文学・語学』の73号から最新刊までの目次が確認できる。 - 『国語と国文学』バックナンバー
→東京大学国語国文学会の機関誌『国語と国文学』の近刊約5年分の目次が確認できる。
- 『日本近代文学 総目次』
- 文芸誌
- 季刊『iichiko』
→三和酒類株式会社が発行している文芸雑誌(季刊)『iichiko』の全号の目次が確認できる。
- 季刊『iichiko』
- 各作家の研究誌
- 『阿部知二研究』(阿部知二研究会:1994年~継続中)
- 『遠藤周作研究』
→遠藤周作学会が発行している学会誌『遠藤周作研究』の第1号~第14号の論文一覧が確認できる。 - 『川端文学への視界』
→川端康成学会が発行している年報『川端文学への視界』の全号の目次が確認できる。 - 坂口安吾研究会のこれまでの活動
→坂口安吾研究会が発行している『坂口安吾研究』の全号の目次が確認できるほか、研究集会や坂口安吾関連本の最新情報が掲載されている。 - 『島崎藤村研究』
→島崎藤村学会の機関誌『島崎藤村研究』の全号の目次が確認できる。 - 『中原中也研究』
→中原中也の会が発行している研究誌。中原中也記念館のオンラインショップにて、商品一覧のタブを「中原中也研究」に切り替えると、各号のリンク先で目次が確認できる。 - 『漱石研究』(翰林書房:1993年~2005年)
- 『三島由紀夫研究』
→鼎書房が年2回発行している『三島由紀夫研究』の全号の目次が確認できる。 - 『宮沢賢治研究Annual』
→宮沢賢治学会イーハトーブセンターが年刊で発行している『宮沢賢治研究Annual』のバックナンバー細目一覧。 - 宮沢賢治ビブリオグラフィー
→宮沢賢治学会イーハトーブセンターが、1990年以降に発行された、宮沢賢治作品の書籍や作品集、研究・評論、エッセイ、書評、対談・インタビュー、新聞記事、その他の文書を網羅的に調査し作成したデータベース。 - 『森鷗外研究』(森鷗外研究会:1987年~2004年)
- 『鷗外』(森鷗外記念会:1965年~継続中)
- 『横光利一研究』
→横光利一文学会が発行している機関誌『横光利一研究』の全号の目次が確認できる。
- 研究会誌・研究同人誌
- 「原爆文学研究」総目次
→原爆文学研究会が発行している機関誌『原爆文学研究』の総目次が確認できるほか、発行から1年が経過した号についてはPDFファイルで読むことができる。 - 『フェンスレス』
→占領開拓期文化研究会が発行している機関誌『フェンスレス』のオンライン版を読むことができる。 - 機関誌『初期社会主義研究』総目次
→初期社会主義研究会が発行している機関誌『初期社会主義研究』の総目次が確認できる。
- 「原爆文学研究」総目次
b.参考文献リスト・研究史
- 学術雑誌『昭和文学研究』の〈研究動向〉欄
- 『新研究資料現代日本文学』全7巻(浅井清ほか[編]、2000年)
- 『近代小説研究必携』全3巻(有精堂,1988年4月-8月)→内容細目
- 學燈社の〈必携選書〉→内容細目
→目次は『国文学必携選書総目次』(學燈社,1993年6月)で確認できる - 日外アソシエーツの〈人物書誌大系〉シリーズの「参考文献目録」→各巻一覧
- 各種文学全集・作家全集の巻末に収録された「参考文献目録」や「研究文献目録」
- 『日本文学研究文献要覧:現代日本文学』(日外アソシエーツ)
- 『日本文学研究文献要覧:20世紀文献要覧大系』(日外アソシエーツ)
- 『現代文学研究 情報と資料』(至文堂,1986年)
- 天野敬太郎編『日本書誌の書誌 人物編第1』厳南堂書店
- 『近代文学研究叢書』(昭和女子大学近代文化研究所,1956年~)の「資料年表」
→竹本寛秋氏作成「昭和女子大学『近代文学研究叢書』 巻数INDEX(作家氏名順)」 - 芥川龍之介データーベース(国際芥川龍之介学会ISAS作成)
→略年譜,著作目録,参考図書目録,研究文献目録(中国2000-2012)を掲載。
c.論文集成
- 『近代文学鑑賞講座』『鑑賞日本現代文学』角川書店
- 『文芸読本』『新文芸読本』河出書房新社
- 『日本文学研究資料叢書』『日本文学研究資料新集』有精堂
- 『日本文学研究論文集成』若草書房
d.学術雑誌・文芸雑誌など
- 学会誌:『日本近代文学』『昭和文学研究』『日本文学』『国語と国文学』『文学・語学』『社会文学』『比較文学』など
- 文学雑誌:『文学』岩波書店,『国文学解釈と教材の研究』學燈社,『国文学解釈と鑑賞』至文堂など
- 作家研究誌:『鷗外』森鷗外記念会,『島崎藤村研究』島崎藤村研究会,『阿部知二研究』阿部知二研究会,『太宰治研究』和泉書院,『川端文学への視界』川端康成学会,『横光利一研究』横光利一文学会,『三島由紀夫研究』鼎書房,『坂口安吾研究』坂口安吾研究会など
- 研究同人誌:『原爆文学研究』原爆文学研究会,『論潮』論潮の会,『フェンスレス』占領開拓期文化研究会,『G-W-G(minus)』G-W-G編集委員会など
- 文芸雑誌:『文學界』『群像』『すばる』『文藝』など
- 総合雑誌:『新潮』『文藝春秋』『中央公論』『改造』など
- 思想雑誌:『思想』岩波書店,『ユリイカ』『現代思想』青土社
- 紀要雑誌:『国文学研究資料館』,各大学の紀要
e.あらすじ・一般的評価など
- 日本近代文学大事典 増補改訂デジタル版
- 『日本文芸鑑賞事典―近代名作1017選への招待―』全20巻,石本隆一[ほか編](ぎょうせい,1987-1988年)
- 『日本現代文学大事典 作品篇』三好行雄[ほか編](明治書院,1994年)
- 『日本現代小説大事典 増補縮刷版』浅井清・佐藤勝[編](明治書院,2009年)
- 『世界文学あらすじ大事典』全4巻,横山茂雄・石堂藍[監修](国書刊行会, 2005-2007年)
- 「私小説性」データベース(「私」から考える文学史の会)
→田山花袋、島崎藤村、伊藤整、志賀直哉の諸作品の〈私小説性〉が概観できる。
本の内容(目次など)を確認する
a.国内の図書
- bookplus(*要有料契約)
→昭和元年以降の国内発行書籍情報を検索できる。 - CiNii Books
→「内容検索」を使うと、本の目次がヒットする場合がある。 - 国立国会図書館デジタルコレクション(古い本)
→「詳細検索」で「タイトル」に作品名を入力すると、国立国会図書館のデジタル資料の目次まで検索可能。 - honto(最近の本)
→インターネット書店のウェブサイトではあるが、新本に関する目次の情報が充実しているため、文献調査としても活用できる。 - 研究余録~全集目次総覧~(個人サイト)
→図書の目次などを検索できる。 - 『文芸年鑑』(大正12(1923)年版~)
- 『出版年鑑』(昭和元(1926)年版~)
- 『満州文芸年鑑』(昭和12(1937)年版~昭和14(1939)年版)
- Googleブックス
→OCRでデジタルテキスト化された古い文献については、文字化けが多く不正確なことも多いが、検索を駆使すれば断片化された検索結果から必要な情報を得ることができる。 - 新書マップ
- 本が好き!らぼ 近刊情報サーチ
→JPO近刊情報センターに登録されている情報を基に今後発売予定の書籍の情報を提供している。
b.日本における翻訳書
- 翻訳作品集成(個人サイト)
→雨宮孝氏が作成した日本における翻訳作品のリスト。作家別のほかに、出版社や編集者など索引が充実している。 - 『翻訳図書目録』日外アソシエーツ編(日外アソシエーツ)
- 『英米小説原題邦題事典 : 2003-2013』日外アソシエーツ編(日外アソシエーツ,2015年追補版)
- 『英米小説原題邦題事典』日外アソシエーツ編(日外アソシエーツ,2003年新訂増補版)
- 『明治・大正・昭和翻訳文学目録』国立国会図書館編(風間書房,1959年9月)
- ミスダス
→海外ミステリ総合データベース。 - 世界文学データベース>フランス文学
→朝倉秀吾氏が作成した世界各国の文学の作家・作品・文献等の情報を検索しやすく整理したサイト。 - 出版翻訳データベース(最近の本)
→データベースに登録された翻訳家の翻訳作品を調べることができる。
c.海外で翻訳された日本文学
- Modern Japanese Literature in Translation: A Bibliography(近代日本文学翻訳書目), Compiled by The International House of Japan Library, Kodansha International, 1979.
→国際文化会館図書室編による明治期から1970年代までの翻訳書誌。 - Japanese Literature in Foreign Languages 1945-1995, Compiled by Japan P. E. N. Club, The Club, 1997.
→日本ペンクラブ編による翻訳書誌。 - 日本文学翻訳作品データベース(国際交流基金)
→戦後に外国語に翻訳された日本文学作品を検索できる。 - Index Translationum
→ユネスコが運営する翻訳書データベース。現在、1979~2011年分までを登録。 - Japanese Literature in European Languages: A Bibliography, Compiled by Japan P. E. N. Club, The Kazui Press, 1961.
→日本ペンクラブ編による、ヨーロッパ圏で翻訳された日本の古典文学・演劇,近代文学,児童文学・昔話のジャンルごとの翻訳書誌。 - A Bibliography of the Japanese Empire: Being a Classified List of All Books, Essays and Maps in European Languages Relating to Dai Nihon (Great Japan) Published in Europe, America and in the East from 1859-93 A. D. (6th Year of Ansei, 26th of Meiji), Compiled by Friedrich von Wenckstern.
→安政6年から明治26年までの欧米圏における日本文学の翻訳書誌。複数の出版社によるリプリント版がある。 - 国文学研究資料館 > 学術情報リポジトリ
→「イタリア語に翻訳された日本文学」と「フランス語に翻訳された日本文学」の電子ファイルを公開。 - Moderne japanische Literatur in deutscher Übersetzung: Eine Bibliographie der Jahre 1868-2008, Hrsg. von Jürgen Stalph u. a., Iudicium, 2009.
→1868年から2008年までにドイツ語に翻訳された近代日本文学の書誌情報。ただし図書のみ。 - Japanese Women Writers in English Translation: An Annotated Bibliography, Claire Zebroski Mamola, Garland, 1989-1992.
→日本の女性作家の作品の英訳書誌。平安時代および近現代。
d.海外の図書
- World Cat
→登録されている世界中の図書館の所蔵コレクションが検索できる。海外文献を調べる際に便利。 - 国際交流基金 図書館
- 国際文化会館蔵書検索
- その他、各国の国立図書館(DNB(ドイツ国立図書館)やBnF(フランス国立図書館)など)のウェブ・カタログも参考になる。
雑誌を調査する
a.雑誌の概要
- 日本近代文学大事典 増補改訂デジタル版(*要有料契約:九州大学契約)
- 『近代文学雑誌事典』長谷川泉編(至文堂,1966年1月20日)
b.雑誌の細目
- ざっさくプラス(*要有料契約)
→総合雑誌から地方誌まで、明治から現在までの雑誌記事索引。 - MAGAZINE Plus(*要有料契約)
- 国立国会図書館デジタルコレクション(古い本)
→「詳細検索」で「タイトル」に作品名を入力すると、国立国会図書館のデジタル資料の目次まで検索可能。 - 『現代日本文芸総覧』全3巻+補遺,小田切進編(増補改訂版,明治文献資料刊行会,1992年10-12月)
- 『現代詩誌総覧』全7巻(日外アソシエーツ,1996~1998年)
- 『戦後詩誌総覧』全8巻(日外アソシエーツ、2007~2010年)
- Web版 日本近代文学館(*要有料契約)
→日本研究に必須の近代雑誌(『太陽』『文芸倶楽部』『校友会雑誌』)に検索(書誌)データを付し、画像データベース化したもの。 - Web OYA-bunko(大宅壮一文庫 雑誌記事索引検索 Web版)(*要有料契約:九州大学契約)
→大宅壮一文庫が所蔵する雑誌の記事を検索できる。 - 『明治・大正・昭和雑誌記事索引集成』全120巻(皓星社)
➝雑誌記事索引集成データベース(皓星社)で総目次と執筆者索引を検索できる。 - Fujisan.co.jp(最近の雑誌)
→雑誌の定期購読オンライン書店だが、新本に関する目次の情報が充実しているため、文献調査としても活用できる。 - リサーチ・ナビ(国立国会図書館)>近代雑誌目次文庫
→『近代雑誌目次文庫』(ゆまに書房刊,全82巻)の総目次を閲覧できる。 - 戦後日本少年少女雑誌データベース
→戦後に発行された児童雑誌のデータベース。フリーエディション(無料お試し版)でも雑誌のコンテンツを検索できる。 - 早稲田文学総目次データベース(*停止中)
→雑誌『早稲田文学』に掲載された記事が検索できる。 - オンライン版 三田文学(*要有料契約:九州大学契約)
→雑誌『三田文学』の創刊号から終戦前まで397冊の記事を検索・閲覧できる。 - 『近代雑誌目次全集』
- 『日本雑誌総目次要覧』天野敬太郎,深井人詩共編(日外アソシエーツ,1985年2月)
- 『明治新聞雑誌文庫所蔵雑誌目次総覧』(大空社)
- 『文芸雑誌内容細目総覧 戦後リトルマガジン篇』勝又浩監修(日外アソシエーツ,2006年11月)
- 近代女性雑誌ライブラリー
→一般財団法人 石川武美記念図書館が所蔵する近現代の女性に関する和雑誌・洋雑誌の目録。 - 総目次一覧(廣瀬陽一のホームページ)
→在日朝鮮人文学関係の雑誌を中心に、雑誌の総目次が公開されている。 - 「改造目次総覧」>『雑誌『改造』の四十年』関忠果ほか編著(光和堂, 1977年5月)
- 『中央公論総目次;自創刊号至一〇〇〇号』(中央公論社,1970年)
- 20世紀メディア情報データベース(*要有料契約)
→戦後占領期の1945-1949年に発行された雑誌の記事タイトルが検索できる。 - 各種雑誌の復刻版別冊の総目次・索引など
c.その他
- 『雑誌名変遷総覧』日外アソシエーツ編(日外アソシエーツ,2003年-)
新聞を調査する
a.新聞の概要
- 『日本新聞通史 : 1861年-2000年 4訂版』春原昭彦(新泉社,2003年5月)
b.データベース
- ヨミダス歴史館(読売新聞オンラインサービス)(*要有料契約:九州大学契約)
→1874年以降の『読売新聞』記事が検索できる。 - 朝日新聞クロスサーチ(*要有料契約:九州大学契約)
→創刊号(1879年)以降の『朝日新聞』の記事を検索できる。 - 毎索(毎日新聞社データベース)(*要有料契約:九州大学契約)
→創刊号(1872年)から現在までの『毎日新聞』(旧『東京日日新聞』)の記事が検索できる。ただし、戦前の記事に関しては検索の精度が低い。 - 日経テレコン(*要有料契約)
→『日本経済新聞』のデータベース。 - 西日本新聞データベース(*要有料契約:九州大学契約)
→西日本新聞の朝夕刊(最終版)と九州7県の地方版及び編集特集の全記事を検索・閲覧できるデータベース。 - 明治新聞雑誌文庫 所蔵検索システム
→東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター明治新聞雑誌文庫が所蔵するすべての新聞、錦絵ほか資料類、コレクションを検索できる。 - 新聞記事文庫(神戸大学付属図書館)
→明治末から1970年までの新聞切抜(収集登録分)が検索できる。 - 20世紀メディア情報データベース(*要有料契約)
→戦後占領期の1945-1949年に発行された新聞の記事タイトルが検索できる。 - SHOSHO ISHIKAWA
➝旧「石川県内新聞記事共同データベース」を含んでおり、1893年からの各種新聞における石川県関係の記事見出しが検索できる。 - Hoji Shinbun Digital Collection (Stanford University, Hoover Institution)
→アジア・南米における日系およびその他の海外在住の日本人新聞を公開している。当該分野では世界最大のオンラインアーカイブ。
c.目録など
- 『新聞集成明治編年史』(本邦書籍,復刻版1982年)
→国立国会図書館サーチの検索結果で「目次」が確認できる。 - 『明治ニュース事典』(毎日コミュニケーションズ,1983-1986年)
- 『新聞集録大正史』(大正出版,1978年)
- 『大正ニュース事典』(毎日コミュニケーションズ,1986-1989年)
- 『新聞集成大正編年史』明治大正昭和新聞研究会編(明治大正昭和新聞研究会,1966-1988年)
→国立国会図書館サーチの検索結果で「目次」が確認できる。 - 『新聞集成昭和史の証言』(本邦書籍:1983-1988年/SBB出版会:1991-1992年)
- 『昭和ニュース事典』(毎日コミュニケーションズ,1990-1994年)
- 『新聞集成昭和編年史』平野清介編(明治大正昭和新聞研究会,1955年-)
→国立国会図書館サーチの検索結果で「目次」が確認できる。
d.文学に関する事項
- 日本近代文学大事典 増補改訂デジタル版(*要有料契約:九州大学契約)
- 『日本文学研究資料叢書・別巻』有精堂(*三大紙連載小説目録)
- 『時事新報目録 文芸篇 大正期』池内輝雄編著(八木書店,2004年)
→範囲:1912-1926年 - 『読売新聞文芸欄細目』紅野敏郎編(日外アソシエーツ,1986年)
→範囲:1901-1926年 - 『明治中期読売新聞文芸関係記事目録』平田由美編(京都大学人文科学研究所,1989年)
→範囲:1886-1894年
e.その他
- 『雑誌新聞発行部数事典―昭和戦前期 附.発禁本部数総覧』小林昌樹編(金沢文圃閣,2011年12月1日)*単行本タイトル名索引有り
文献を閲覧する
a.大学・公共図書館で借りる
- 九大コレクション|九州大学附属図書館
→まずは学内に資料がないか調べよう。 - 福岡県内図書館横断検索
→福岡県立図書館や福岡市総合図書館など、福岡県内の公共図書館の横断検索ができる。 - 福岡市文学館(福岡市総合図書館)
→福岡ゆかりの文学に関する資料を収集している。 - CiNii Books
→全国の大学図書館などが所蔵する資料を検索できる。検索結果を踏まえ、図書館のILLで学外の資料の複写や貸与が申請できる。 - NDL Search(国立国会図書館サーチ)
→国立国会図書館や全国の都道府県立図書館の蔵書資料が検索できる。検索結果を踏まえ、図書館のILLで資料の複写が申請できる。 - カーリルローカル
都道府県単位で地域の図書館の所蔵状況などを一括検索できるので、作家の出身地やゆかりの地で資料調査をする際の下調べとして活用できる。
b.他大学の図書館・文学館・専門図書館に資料を見に行く(上級者向け)
- NDL Search(国立国会図書館サーチ)
→国立国会図書館や全国の都道府県立図書館の蔵書資料が検索できる。検索結果を踏まえ、公共図書館はいずれも入場・閲覧は無料のため、現地に見に行くことができる。 - CiNii Books
→全国の大学図書館などが所蔵する資料を検索できる。検索結果を踏まえ、所属機関に紹介状を作成してもらえば、他大学の図書館でも資料を閲覧することができる。 - 日本近代文学館
→作家の直筆原稿や残存部数の少ない文芸雑誌など、日本近代文学の希少資料が充実。 - 神奈川近代文学館資料検索システム
→上に同じ。利用登録(無料)をすれば、特別資料(作家の直筆原稿など)の検索もできる。 - 山梨県立文学館蔵書検索
- 北海道立文学館 収蔵資料検索
- あきた文学資料館
- 徳島県立文学書道館 作品資料検索
- 青森県近代文学館
- 大宅壮一文庫 蔵書検索
→日本で初めての雑誌図書館。明治時代以降、戦後の週刊誌を中心に、現代に至るまで130年余りの雑誌を所蔵している。 - 三康図書館
→明治期に創設された大橋図書館の流れを組むため、戦前の希少図書が充実している。 - 翁久允文庫(富山市立図書館)
→富山出身の作家である翁久允の旧蔵資料を収めた文庫。「活字本」「郷土資料」「和漢書」「洋書」「雑誌」とジャンル別の目録アリ。 - 日本現代詩歌文学館
→優れた詩歌に触れ、研究を深めるため、発行部数が少なく残存しにくい全国の詩歌の本や雑誌を収集している。パソコン版検索とスマートフォン版検索の両方に対応。 - 俳句文学館
→毎年4月の更新で、前年12月末までに登録収蔵した俳書や俳誌が検察できる。 - 日本現代紙碑文学館(海津市図書館)
→「無名作家の図書館」を自称し、約3万5千冊を超える同人誌や自費出版物を所蔵している。
デジタル資料を閲覧する
a.全般
- 国立国会図書館デジタルコレクション
→国立国会図書館のデジタル資料が閲覧できる。また、会員登録をすると、「送信サービスで閲覧可能」の制限がかかった資料も閲覧できる。 - JAPAN SEARCH
→日本国内のオープンに利用可能な多様な分野のデジタルコンテンツを検索できるサービス。 - Maruzen eBook Library
→所属機関が購入したものに限り、スマホや学外からも学認サービスで統一アカウントを使って接続できる。60ページまではPDF形式での保存や印刷が可能。
b.文学作品
- 青空文庫
→ボランティアによって入力・校正された著作権が失効した作品が読める。 - 縦書『北沢文庫』
→著作権が失効した作品を「縦書」で読むことができる。 - 日本ペンクラブ電子文藝館
→著作権が失効した作品を収集し掲載している。 - Japanese Text Initiative
→ヴァージニア大学図書館が作成。『浮雲』や『五重塔』などの日本近代文学作品を読むことができる。 - J-TEXTS(日本文学電子図書館)
→古典文学が中心だが、明治の近代文学も少し掲載されている。 - うわづら文庫
→国語学者の岡島昭浩氏が作成。明治期を中心とした近世・近代文学作品をPDF形式で読むことができる。 - 太宰Web文庫(太宰ミュージアム)
→太宰治の作品が読める。 - 近代短歌データベース
→近代短歌を検索して、首の全文と出典が表示される。 - 現代俳句データベース
→季語や作者姓号で検索でき、句の全文と出典が表示される。
c.論文
- CiNii Articles(学内外両方アクセス可)
→日本国内の雑誌に掲載された論文・記事を検索できる。検索結果で「機関リポジトリ」「J-STAGE」と表示された論文はPDFで閲覧可。 - J-STAGE(学会誌中心)
→日本国内の雑誌に掲載された論文・記事でリポジトリ化されたものを閲覧できる。 - 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(大学紀要中心)
→日本国内の学術機関リポジトリに登録されたコンテンツのメタデータを収集し、提供するデータベース・サービス。 - 『日本近代文学』総目次(第1集~第86集)
→日本近代文学会が発行している機関誌。第1集から第86集までをPDFの雑誌単位で読むことができる(ダウンロードも可)。 - 『日本近代文学』総目次(第87集~)【J-STAGE】
→日本近代文学会が発行している機関誌。第87集から最新号までをPDFの論文単位で読むことができる(ダウンロードも可)。 - 『昭和文学研究』総目次(第77集~)【J-STAGE】
→昭和文学会が発行している機関誌。第77集から最新号までをPDFの論文単位で読むことができる(ダウンロードも可)。 - 『横光利一研究』【J-STAGE】
→横光利一文学会が発行している機関誌。発行から2年が経過した号を読むことができる。 - 『有島武郎研究』
→有島武郎研究会が発行している機関誌。創刊号から第20号まで(ただし第5号を除く)をPDFで読むことができる。 - 『原爆文学研究』
→原爆文学研究会が発行している機関誌。発行から1年が経過した号を読むことができる。 - 『フェンスレス』
→占領開拓期文化研究会が発行している機関誌。オンライン版を読むことができる。
d.特殊コレクションなど
- Web版 夏目漱石デジタル文学館
→県立神奈川近代文学館が所蔵する夏目漱石の一次資料(自筆原稿や草稿、書簡など)をデジタル画像で閲覧することができる。 - 東北大学附属図書館 夏目漱石ライブラリ
→東北大学附属図書館が所蔵する夏目漱石の旧蔵書および自筆資料からなる「漱石文庫」をデジタル画像で閲覧することができる。 - 中島敦直筆資料アーカイブ
→県立神奈川近代文学館が所蔵する中島敦の原稿、ノート、手帳、日記、書簡、書、絵画などの直筆資料を公開している。 - 鎌倉文学館デジタルアーカイブ
→夏目漱石『明暗』の草稿や芥川龍之介『手巾』の草稿の一部など、収蔵資料の画像と解説を公開している。 - 日文研データベース
→国際日本文化研究センターが公開するデータベース。「海外邦字新聞」「日本関係欧文図書目録」など。 - 近代雑誌データセット
→人文学オープンデータ共同利用センターが近代文書を対象としたOCRの研究を進める一環として、近代雑誌の画像データセットを公開。現在、『東洋学芸雑誌 (第1号-第87号) 』『国民之友 (第1号-第140号) 』『明六雑誌 (第1号-第43号) 』が公開中。 - 昭和館デジタルアーカイブ
- 池田コレクション(札幌市電子図書館)
→札幌市中央図書館が所蔵する明治末期から大正期にかけて出版された子ども向けの絵本・絵雑誌342点を公開。 - 函館市中央図書館デジタル資料館
→函館市中央図書館が所蔵する郷土資料の一部をデジタル資料として公開している。 - 青森県立図書館 デジタルアーカイブ
→青森県立図書館が所蔵する貴重な郷土資料等を、デジタル化により公開。 - コレクション(東京大学附属図書館)
→東京帝国大学五十年史史料や鴎外文庫書入本画像データベース、宮武外骨蒐集資料などが閲覧できる。 - 千代田区立図書館 デジタルアーカイブ
→内務省委託本や古書販売目録、内田嘉吉文庫などの検索が可能。画像ファイルで表紙や中味の一部が確認できる資料もある。 - 文の京デジタル文庫
→(東京都)文京区立図書館の所蔵する地域資料をデジタル画像で閲覧できるサービス。 - 千葉大学学術リソースコレクション
→古医書や江戸・明治期園芸書のデジタル画像が閲覧できる。 - 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ
→京都大学が所蔵する貴重な古典籍・古文書などを、デジタル化により公開。 - 大阪市立図書館デジタルアーカイブ
→大阪市立中央図書館が所蔵している古文書や写真、絵はがき、地図などの貴重資料の画像閲覧サービス。 - 神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
→震災文庫や新聞記事文庫など、神戸大学附属図書館が作成したデジタルアーカイブが閲覧できる(*新聞記事文庫は別枠でも紹介)。 - 島根大学附属図書館デジタル・アーカイブ
→島根大学及び山陰地域の博物館,図書館等の機関や個人が所蔵する古文書・古典籍・古地図等のデジタル画像が閲覧できる。 - 九大コレクション
→九州大学附属図書館が所蔵する貴重資料のデジタル化画像が閲覧できる。 - 佐賀県立図書館データベース
→佐賀県立図書館が所蔵する古文書や地図、絵葉書・写真、各種目次などのデータベースおよび閲覧サービス。 - 琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ
→琉球大学が運営し、琉球・沖縄に関する貴重資料を電子公開している。
資料を購入する
a.新本を購入する
- Honya Club.com(大学生協用)
- 大学生協洋書オンラインストア
- amazon.co.jp
- 書籍横断検索システム
→古書店を含むオンライン書店を横断検索できる。 - 海外の新本については、紀伊國屋が取り次いでいるほか、Amazon.com(アメリカ)やAmazon.uk(イギリス)など、各国のAmazonも(一部を除き)日本で購入できる。
b.古書を購入する
- 日本の古本屋
→日本最大の古書データベース。 - スーパー源氏
→上記と重なる古書店も多いが、このサイトにしか出品していない店もあるので併せて検索したい。 - ヤフオク!
- メルカリ
→運が良ければ、古書店にさえ出回っていない稀覯本が手に入る。 - AbeBooks.com(海外の資料)
→欧米圏を中心とした古書店が登録するサイト。クレジットカードがあれば日本で購入できる。