文献探索

文学研究の入門書

〈近代文学研究全般〉

  • 『文学研究の扉をひらく:基礎と発展』石川巧ほか(ひつじ書房,2023年2月6日)
  • 『ここから始める文学研究:作品を読み解くために』荒井裕樹ほか(みずき書林,2022年6月10日)
  • 『小説は、わかってくればおもしろい:文学研究の基本15講』小平麻衣子(慶應義塾大学出版会,2019年3月22日)
  • 『ハンドブック 日本近代文学研究の方法』(ひつじ書房,2016年11月25日)
  • 『近代文学現代文学 論文・レポート作成必携』(學燈社,1998年10月)
  • 『日本近代文学を学ぶ人のために』上田博ほか編(世界思想社,1997年7月)

〈近代文学史〉

  • 『作品で綴る 近代文学史』山田有策ほか(2018年2月25日)
  • 『日本近代小説史』安藤宏(中央公論新社,2015年1月10日)
  • 『近代文学史必携』三好行雄編(學燈社,1987年1月10日)
  • 『資料集成日本近代文学史』磯貝英夫(1968年5月30日)

〈テクスト分析〉

  • 『テクスト分析入門:小説を分析的に読むための実践ガイド』松本和也編(ひつじ書房,2016年10月14日)

書誌の調査

a.データベース

  • 国立国会図書館サーチ
    →国立国会図書館の所蔵資料やデジタル資料、国立国会図書館とデータ連携している全国の図書館の所蔵資料を検索できる。
  • 国立国会図書館デジタルコレクション
    →「詳細検索」で「タイトル」に作品名を入力すると、国立国会図書館のデジタル資料の目次まで検索可能なため、古い資料の書誌を調べる際に便利。
  • 国書データベース
    →古典籍が中心だが、明治以降の文献資料の書誌情報や、武者小路実篤記念館が収蔵する武者小路実篤の自筆資料なども閲覧できる。
  • Aga-Search.com
    →国内外のミステリー・推理小説のデータベースサイト。
  • SF書籍データベース、SF雑誌データベース検索
    →石原藤夫博士による SF書籍データベース、SF雑誌データベース、SF図書解説総目録(電子版)から、著者、題名などによって検索できる。

c.書誌研究を参照する

  • 各種文学全集・作家全集の巻末に収録された「解題」
  • 日外アソシエーツの〈人物書誌大系〉シリーズ(1982年~継続中)→各巻一覧
  • 〈近代文学書誌大系〉シリーズ(和泉書院,1990~2013年)

d.草稿・原稿の調査

  • 『近代文学草稿・原稿研究事典』日本近代文学館編(八木書店,2015年2月)

e.初出の調査

  • 『文芸雑誌小説初出総覧 1945-1980』勝又浩監修(日外アソシエーツ,2005年7月-)
  • 『文芸雑誌小説初出総覧 1981-2005』勝又浩監修(日外アソシエーツ,2006年7月)
  • 『文芸雑誌小説初出総覧 作品名篇』勝又浩監修(日外アソシエーツ,2007年7月)
  • 『文芸雑誌小説初出総 覧翻訳小説篇1945-2010』(日外アソシエーツ,2011年1月)
  • 『新聞小説史年表(新装版)』高木健夫編(図書刊行会,1996年1月)

f.著作の調査

  • 『新現代日本執筆者大事典』全5巻,紀田順一郎ほか編(日外アソシエーツ,1992年12月-1993年6月)
  • 『日本著者名総目録』全10巻(日外アソシエーツ,1991年8月)
  • 『日本の小説全情報』全7巻(1927-2005年)(日外アソシエーツ,1991年~)
  • 『日本の詩歌全情報』全4巻(1927-2005年)(日外アソシエーツ,1992年3月~)

g.教科書掲載作品の調査

h.演劇・映画・テレビ番組の調査

i.サブカルチャーの調査

作家の調査

a.専門事典など

  • 日本近代文学大事典 増補改訂デジタル版(*要有料契約:三重大学契約)
    →明治から現代にいたる日本文学の全貌をとらえた最高・最大の文学事典。
  • 各作家の個人事典 →主な作家事典
  • 日外アソシエーツの〈人物書誌大系〉シリーズ収録の「年譜」→各巻一覧
  • 勉誠出版の〈日本の作家100人〉シリーズ(2003~2013年)→各巻一覧
  • 『新潮日本文学アルバム』全71巻+別巻4冊(新潮社,1983~2002年)→各巻一覧
  • 各作家の個人全集別巻や文学選集収録の「年譜」や「人と作品」
  • 『日本現代文学大事典 人名・事項篇』三好行雄ほか編(明治書院,1994年)
  • 『文壇史事典』長谷川泉編(至文堂,1972年)
  • 『日本女性文学大事典』市古夏生・菅聡子 編(日本図書センター,2006年)
  • 『日本児童文学大事典』全3巻,大阪国際児童文学館 編(大日本図書,1993年))
  • 『児童文学事典』電子版
    →日本児童文学学会編『児童文学事典』(東京書籍,1988年)について巻末と一部の項目を除いた全文が掲載されている。
  • 児童文学の部屋(個人サイト)
    →鈴木朝子氏が運営。私的 児童文学作家・作品紹介〔海外編・日本編〕、私的 児童文学作家事典〔海外編・日本編〕を掲載。
  • 『詩歌人名事典』日外アソシエーツ 編(日外アソシエーツ,2012年新訂第2版)
  • 『戦後詩歌俳句人名事典』日外アソシエーツ 編(日外アソシエーツ,2015年)
  • 『北海道文学大事典』人名編
    →1985(昭和60)年に北海道新聞社より刊行された北海道文学館編『北海道文学大事典』の人名編が読める。
  • 次世代デジタルライブラリー(国立国会図書館)(上級者向け)
    →「全文検索」を用いることで、作家について言及した記事を見つけ出せる可能性がある。

b.研究案内

  • 『明治・大正・昭和作家研究大事典』(桜楓社,1992年)
  • 『知っ得 21世紀を拓く現代の作家・ガイド100』(國文學編集部 編,學燈社,2007年)

c.その他

  • 『作家の原稿料』(八木書店、2015年2月25日)

語注のための調査

a.注釈書

  • 『日本近代文学大系』全60巻(角川書店,1970年-1974年)
  • 『新日本古典文学大系・明治編』全30巻(岩波書店,2001年-2011年)
  • 『漱石文学全注釈』全?巻(若草書房,2000年-)

b.人名(*日本人の作家名については、「3.作家の調査」を参照)

  • WhoPlus(*要有料契約)
    →歴史上の人物から現在活躍中の人物まで、日本人26万人+外国人7万人=33万人の人物・文献情報を収録した「WHO」に、日外アソシエーツ刊行の「人物レファレンス事典」(各種人物事典の索引)の65万人を追加して横断検索できる総合人物情報データベース。
  • 『集英社世界文学大事典』全6巻(集英社,1996年-1998年)
  • 『明治人名辞典』全6冊,古林亀治郎編(日本図書センター,1987-1994年)
  • 『大正人名辞典』全7冊,五十嵐栄吉編(日本図書センター,1987-1994年)
  • 『昭和人名辞典』全7巻(日本図書センター,1987-1994年)
  • 『人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ,1987年-)
  • 『演劇百科大事典 新装復刊』全6巻,早稲田大学坪内博士記念演劇博物館編・河竹繁俊監修(平凡社,1983年4月)
  • 『映画作品辞典』全8集(科学書院,1996-2011年)
  • 『近代日本社会運動史人物大事典』全5巻(日外アソシエーツ,1997年1月)
  • 『増補改訂 日本アナキズム運動人名事典』(ぱる出版,2019年4月20日)

c.歴史・地名

  • 国史大辞典 Japan Knowledge Lib版(*要有料契約:三重大学契約)
  • 地名=『角川日本地名大辞典』全47巻+別巻2(全51冊)(角川書店,1978-1991年)
  • 地名=『大日本地名辞典(増補版)』)全8冊(冨山房)

d.時代ごとの言葉の使われ方

  • 『近代用語の辞典集成』全41巻+別巻解説書1,松井栄一ほか監修(大空社,1995-1997年)
    リスト
  • 次世代デジタルライブラリー(国立国会図書館)
    →「全文検索」を用いることで、ある時代における言葉の使われ方を探索できる可能性がある。

e.俗語・隠語

  • 『日本俗語大辞典』米川明彦編(東京堂出版,2003年11月)
  • 『隠語大辞典』木村義之,小出美河子編(皓星社,2000年4月)
  • 『若者ことば辞典』米川明彦著(東京堂出版,1997年3月)
  • 『日本世相語資料事典(復刻集成)』全13冊(日本図書センター,2006年2月~)
  • 『隠語辞典集成(復刻集成)』全23冊(大空社,1996年12月~1997年12月)
  • 『辞典叢書(復刻集成)』(東出版,1995年12月~1998年10月)

f.用例

g.専門用語

  • 現代美術用語辞典 1.0 / 2.0
    →大日本印刷(DNP)が運営するWebサイト『アートスケープ』に掲載されている辞典。カテゴリ別での検索も可能。

時代背景の調査

a.文学年譜・年表

  • 『日本近代文学年表』小田切進編(小学館,1993年12月)
  • 『近代文学年表(増補版)』年表の会編(双文社,2010年4月増補10刷)
  • 『昭和文学年表』全9巻,浦西和彦・青山毅編(明治書院,1995年3月~1996年12月)
  • 『現代日本文学大年表』全3冊(明治書院,1968年5月~1971年9月)
  • 『増補版 昭和書籍/雑誌/新聞 発禁年表』全3巻,小田切秀雄・福岡井吉編著(明治文献資料刊行会,1981年5月)
  • 日本の子どもの文学関連年表
    →近代以降1999年までに刊行された日本の児童文学・絵本作品の中から、主要なものを掲載した年表。

b.その他年譜・年表

  • 『新國史大年表』全10巻,日置英剛編(国書刊行会,2006-2015年)
  • データベース20世紀・21世紀年表検索ページ
    →国際政治学者の田中明彦氏が作成したデータベース。1900年~2006年12月の範囲を検索可能。
  • 『近代日本総合年表』岩波書店
  • 『日本メディア史年表』土屋礼子編(吉川弘文館,2018年)
  • 『20世紀メディア年表』江藤茂博編(双文社,2009年2月10日)
  • 『昭和・平成 現代史年表〔増補版〕』神田文人・小林英夫編(小学館,2009年3月30日)
  • 『年表 昭和・平成史 1926-2011』中村政則・森武麿編(岩波ブックレット,2012年7月5日)
  • 『昭和・平成史年表〔新訂版〕』平凡社編(平凡社,2009年3月)
  • 近代~現代女性史年表(国際女性教育会館 女性デジタルアーカイブシステム)
    →近代(明治)から現代までの女性史年表。各年に作成されたデジタルアーカイブ資料とのリンクも貼られている。
  • 『明治・大正家庭史年表』下川耿史編(河出書房新社,2000年3月30日)
  • 『昭和・平成家庭史年表〔増補版〕』下川耿史編(河出書房新社,2001年4月)
  • 『近代子ども史年表 1868―1926 明治・大正編』下川耿史編(河出書房新社,2002年1月20日)
  • 『近代子ども史年表 1926―2000 昭和・平成編』下川耿史編(河出書房新社,2002年4月30日)
  • デジタル版日本出版百年史年表
    →約100年分の出版史データを収録した年表。

c.文学論争

  • 『現代日本文学論争史 上・中・下巻』平野謙ほか編(未来社,1956年7月15日)
  • 『近代文学論争事典』長谷川泉編(至文堂,1962年12月15日)
  • 『近代文学論争 上・下』臼井吉見著,筑摩叢書217・218(筑摩書房,1972年・1975年)
  • 『近代文学評論大系1~10』吉田精一編(角川書店,1978~1980年)
  • 『戦後文学論争 上・下巻』臼井吉見監修/大久保典夫ほか編(番町書房,1972年10月31日)
  • 『現代文学論争』小谷野敦著,筑摩選書(筑摩書房,2010年10月25日)

d.古い地図

  • 地図・空中写真閲覧サービス
    →国土地理院提供のサービス。作成・撮影年ごとに各地域の地図や空中写真が検索・閲覧できる。
  • 今昔マップ on the web
    →谷謙二氏(埼玉大学教育学部人文地理学研究室)が提供。全国41地域について明治期以降の新旧の地形図を切り替えながら表示できる。
  • 鉄道歴史地図
    →鉄道の開業年、設置・廃止時期、廃線の路線図、時代による変遷が地図で一覧できるサイト。

e.風俗・文化

  • 国際日本文化研究センター データベース
    →日本関係欧文図書や図解・人物志など、日本文化に関するデータベースを使用できる。
  • 『大衆文化事典』弘文堂
  • 『風俗画報』
  • 『東京風俗志』ちくま文庫
  • 『明治事物起源』ちくま学芸文庫
  • 『昭和史[事件][世相][記録]事典』
  • 写真の中の明治・大正
    →国立国会図書館が所蔵する明治・大正期の写真が検索・閲覧できる。
  • れきおん(歴史的音源)
    →「ログインなしで閲覧可能」な音源は、自宅のPCでも聞ける。

f.広告

g.物価

  • 昭和・大正・昭和・平成 物価の文化史事典』森永卓郎監修(展望社,2008年9月28日)
  • 『値段の明治大正昭和風俗史』[正]-続,週刊朝日編(朝日新聞社,1981年-1984年)
  • 『新・値段の明治大正昭和風俗史』週刊朝日編(朝日新聞社,1990年1月30日)
  • 『値段史年表 明治・大正・昭和』週刊朝日編(朝日新聞社,1988年6月30日)
  • 『日本の物価と風俗130年のうつり変わり』日本新聞連盟編(日本新聞連盟, 1997年7月)

h.ファッション(装束)

  • 身装画像データベース<近代日本の身装文化>
    →1868年から1945年(明治維新から第二次世界大戦終結)までの新聞小説挿絵、写真、図書中の図版、ポスターなどを対象として、構成和装と洋装が拮抗した様子をデータベース化している。
  • 『ファッション辞典』文化出版局・文化女子大学教科書部編(文化出版局,1999年)

i.社会・政治

j.社会運動

  • 日本社会運動史年表
    →明治30年代後半の初期社会主義運動を中心とした年表や資料が整理されている。
  • 法政大学大原社会問題研究所 デジタルライブラリー
    →『日本労働年鑑』の一部や『社会・労働運動大年表』データベースなどを閲覧することができる。
  • 『社会・労働運動大年表〔新版〕』本編・索引,法政大学大原社会問題研究所編(労働旬報社,1995年6月)

k.教育制度

  • 学制百五十年史
    →近代教育制度の発足と拡充から現代の教育改革までの学制の変遷を確認することができる。
  • 学習指導要領データベース
    →昭和22年度版から平成20年度版までの学習指導要領を確認することができる。

l.戦間期

  • 全開拓団データ一覧表(満蒙開拓平和記念館)
    →旧満州の入植地(省・県名)、種別(開拓団・義勇隊・報国農場・開拓女塾等)、入植年月日、団・中隊名、送出地(出身県市町村名)、在籍人数、死亡者数など、確認できる限りのデータを入力した一覧表。

m.戦後占領期

  • 占領期ラジオ放送・投書データベース
    →太田奈名子氏作成。1947年〜1948年のあいだに、ラジオ番組『街頭録音』と『社会探訪』への感想・意見・要望として、日本放送協会(NHK)宛てに送られた約250通の投書をデータベース化して公開している。
  • 日本人検閲者名簿検索
    →NPO法人インテリジェンス研究所理事長の山本武利氏が発見した検閲者名簿(総数11,727件(同一人絞込み6,794人)の中から、検閲者名を検索できる。

n.その他

同時代評の調査

  • リサーチナビ>書評を探す
    →国立国会図書館が書評の探し方を整理している。
  • 『文藝時評大系(明治編・大正編・昭和編)』ゆまに書房
  • 個人全集の別巻(ないし最終巻)に収録されている場合がある
  • 次世代デジタルライブラリー(国立国会図書館)
    →「全文検索」を用いることで、同時代評を発見できる可能性がある。

先行研究の調査

a.データベース

  • CiNii Research
  • MAGAZINE Plus(*要有料契約)
  • J-STAGE
    →日本国内の雑誌に掲載された論文・記事を検索できる。
  • 国文学論文目録データベース(国文学研究資料館)
    →古典から近代まで、国文学に関する論文・記事を検索できる。
  • Google Scholar(海外を含む)
    →論文、学術誌、出版物の全文やメタデータにアクセスできる。
  • 国立国会図書館サーチ
    →「絞り込み条件」で「雑誌記事等」や「博士論文」のみにチェックを入れて活用するとよい。
  • Web of Science(東京大学附属図書館)(海外を含む)
    →統合学術プラットフォームで、複数データベースの一括検索や検索結果から他のデータベースへのリンクなどが利用可能。
  • JSTOR(海外)
    →75分野にわたる1200万以上の記事、書籍、画像、一次資料へのアクセスを提供する研究・教育のプラットフォーム。

b.学術雑誌の総目次

  • 『日本近代文学 総目次』
    →日本近代文学会の機関誌『日本近代文学』の総目次及び論文が閲覧できる。
  • 『日本文学』目次
    →トップページ右側の「『日本文学』目次」より、日本文学協会の機関誌『日本文学』の近刊約15年分の目次が確認できる。
  • 『昭和文学研究』目次(第64~82集)
    →昭和文学会の機関誌『昭和文学』の第64集から第82集までの目次が確認できる。また、第77集以降はJ-STAGEで閲覧できる。
  • 『社会文学』総目次
    →日本社会文学会の機関誌『社会文学』の総目次を掲載。
  • 『文学・語学』バックナンバー
    →全国大学国語国文学会の機関誌『文学・語学』の73号から最新刊までの目次が確認できる。
  • 『国語と国文学』バックナンバー
    →東京大学国語国文学会の機関誌『国語と国文学』の近刊約5年分の目次が確認できる。
  • 季刊『iichiko』
    →三和酒類株式会社が発行している文芸雑誌(季刊)『iichiko』の全号の目次が確認できる。
  • 『島崎藤村研究』
    →島崎藤村学会の機関誌『島崎藤村研究』の全号の目次が確認できる。
  • 『川端文学への視界』
    →川端康成学会が発行している年報『川端文学への視界』の全号の目次が確認できる。
  • 『横光利一研究』
    →横光利一文学会が発行している機関誌『横光利一研究』の全号の目次が確認できる。
  • 『三島由紀夫研究』
    →鼎書房が年2回発行している『三島由紀夫研究』の全号の目次が確認できる。
  • 坂口安吾研究会のこれまでの活動
    →坂口安吾研究会が発行している『坂口安吾研究』の全号の目次が確認できるほか、研究集会や坂口安吾関連本の最新情報が掲載されている。
  • 『宮沢賢治研究Annual』
    →宮沢賢治学会イーハトーブセンターが年刊で発行している『宮沢賢治研究Annual』のバックナンバー細目一覧。
  • 宮沢賢治ビブリオグラフィー
    →宮沢賢治学会イーハトーブセンターが、1990年以降に発行された、宮沢賢治作品の書籍や作品集、研究・評論、エッセイ、書評、対談・インタビュー、新聞記事、その他の文書を網羅的に調査し作成したデータベース。
  • 「原爆文学研究」総目次
    →原爆文学研究会が発行している機関誌『原爆文学研究』の総目次が確認できるほか、発行から1年が経過した号についてはPDFファイルで読むことができる。
  • 『フェンスレス』
    →占領開拓期文化研究会が発行している機関誌『フェンスレス』のオンライン版を読むことができる。
  • 機関誌『初期社会主義研究』総目次
    →初期社会主義研究会が発行している機関誌『初期社会主義研究』の総目次が確認できる。

b.参考文献リスト・研究史

  • 学術雑誌『昭和文学研究』の〈研究動向〉欄
  • 『新研究資料現代日本文学』全7巻(浅井清ほか[編]、2000年)
  • 『近代小説研究必携』全3巻(有精堂,1988年4月-8月)→内容細目
  • 學燈社の〈必携選書〉→内容細目
    →目次は『国文学必携選書総目次』(學燈社,1993年6月)で確認できる
  • 日外アソシエーツの〈人物書誌大系〉シリーズの「参考文献目録」→各巻一覧
  • 各種文学全集・作家全集の巻末に収録された「参考文献目録」や「研究文献目録」
  • 『日本文学研究文献要覧:現代日本文学』(日外アソシエーツ)
  • 『日本文学研究文献要覧:20世紀文献要覧大系』(日外アソシエーツ)
  • 『現代文学研究 情報と資料』(至文堂,1986年)
  • 天野敬太郎編『日本書誌の書誌 人物編第1』厳南堂書店
  • 『近代文学研究叢書』(昭和女子大学近代文化研究所,1956年~)の「資料年表」
    竹本寛秋氏作成「昭和女子大学『近代文学研究叢書』 巻数INDEX(作家氏名順)」

c.論文集成

  • 『近代文学鑑賞講座』『鑑賞日本現代文学』角川書店
  • 『文芸読本』『新文芸読本』河出書房新社
  • 『日本文学研究資料叢書』『日本文学研究資料新集』有精堂
  • 『日本文学研究論文集成』若草書房

d.学術雑誌・文芸雑誌など

  • 学会誌:『日本近代文学』『昭和文学研究』『日本文学』『国語と国文学』『文学・語学』『社会文学』『比較文学』など
  • 文学雑誌:『文学』岩波書店,『国文学解釈と教材の研究』學燈社,『国文学解釈と鑑賞』至文堂など
  • 作家研究誌:『鷗外』森鷗外記念会,『島崎藤村研究』島崎藤村研究会,『阿部知二研究』阿部知二研究会,『太宰治研究』和泉書院,『川端文学への視界』川端康成学会,『横光利一研究』横光利一文学会,『三島由紀夫研究』鼎書房,『坂口安吾研究』坂口安吾研究会など
  • 研究同人誌:『原爆文学研究』原爆文学研究会,『論潮』論潮の会,『フェンスレス』占領開拓期文化研究会,『G-W-G(minus)』G-W-G編集委員会など
  • 文芸雑誌:『文學界』『群像』『すばる』『文藝』など
  • 総合雑誌:『新潮』『文藝春秋』『中央公論』『改造』など
  • 思想雑誌:『思想』岩波書店,『ユリイカ』『現代思想』青土社
  • 紀要雑誌:『国文学研究資料館』,各大学の紀要

e.あらすじ・一般的評価など

  • 日本近代文学大事典 増補改訂デジタル版
  • 『日本文芸鑑賞事典―近代名作1017選への招待―』全20巻,石本隆一[ほか編](ぎょうせい,1987-1988年)
  • 『日本現代文学大事典 作品篇』三好行雄[ほか編](明治書院,1994年)
  • 『日本現代小説大事典 増補縮刷版』浅井清・佐藤勝[編](明治書院,2009年)
  • 『世界文学あらすじ大事典』全4巻,横山茂雄・石堂藍[監修](国書刊行会, 2005-2007年)
  • 「私小説性」データベース(「私」から考える文学史の会)
    →田山花袋、島崎藤村、伊藤整、志賀直哉の諸作品の〈私小説性〉が概観できる。

本の内容(目次など)を確認する

a.国内の図書

  • bookplus(*要有料契約)
    →昭和元年以降の国内発行書籍情報を検索できる。
  • CiNii Books
    →「内容検索」を使うと、本の目次がヒットする場合がある。
  • 国立国会図書館デジタルコレクション(古い本)
    →「詳細検索」で「タイトル」に作品名を入力すると、国立国会図書館のデジタル資料の目次まで検索可能。
  • honto(最近の本)
    →インターネット書店のウェブサイトではあるが、新本に関する目次の情報が充実しているため、文献調査としても活用できる。
  • 研究余録~全集目次総覧~(個人サイト)
    →図書の目次などを検索できる。
  • 『文芸年鑑』(大正12(1923)年版~)
  • 『出版年鑑』(昭和元(1926)年版~)
  • 『満州文芸年鑑』(昭和12(1937)年版~昭和14(1939)年版)
  • Googleブックス
    →OCRでデジタルテキスト化された古い文献については、文字化けが多く不正確なことも多いが、検索を駆使すれば断片化された検索結果から必要な情報を得ることができる。
  • 新書マップ
  • 本が好き!らぼ 近刊情報サーチ
    →JPO近刊情報センターに登録されている情報を基に今後発売予定の書籍の情報を提供している。

b.日本における翻訳書

  • 翻訳作品集成(個人サイト)
    →雨宮孝氏が作成した日本における翻訳作品のリスト。作家別のほかに、出版社や編集者など索引が充実している。
  • 『翻訳図書目録』日外アソシエーツ編(日外アソシエーツ)
  • 『英米小説原題邦題事典 : 2003-2013』日外アソシエーツ編(日外アソシエーツ,2015年追補版)
  • 『英米小説原題邦題事典』日外アソシエーツ編(日外アソシエーツ,2003年新訂増補版)
  • 『明治・大正・昭和翻訳文学目録』国立国会図書館編(風間書房,1959年9月)
  • ミスダス
    →海外ミステリ総合データベース。
  • 世界文学データベース>フランス文学
    →朝倉秀吾氏が作成した世界各国の文学の作家・作品・文献等の情報を検索しやすく整理したサイト。
  • 出版翻訳データベース(最近の本)
    →データベースに登録された翻訳家の翻訳作品を調べることができる。

c.海外で翻訳された日本文学

d.海外の図書

  • World Cat
    →登録されている世界中の図書館の所蔵コレクションが検索できる。海外文献を調べる際に便利。
  • 国際交流基金 図書館
  • 国際文化会館蔵書検索
  • その他、各国の国立図書館(DNB(ドイツ国立図書館)やBnF(フランス国立図書館)など)のウェブ・カタログも参考になる。

雑誌を調査する

a.雑誌の概要

b.雑誌の細目

  • ざっさくプラス(*要有料契約)
    →総合雑誌から地方誌まで、明治から現在までの雑誌記事索引。
  • MAGAZINE Plus(*要有料契約)
  • 国立国会図書館デジタルコレクション(古い本)
    →「詳細検索」で「タイトル」に作品名を入力すると、国立国会図書館のデジタル資料の目次まで検索可能。
  • 『現代日本文芸総覧』全3巻+補遺,小田切進編(増補改訂版,明治文献資料刊行会,1992年10-12月)
  • 『現代詩誌総覧』全7巻(日外アソシエーツ,1996~1998年)
  • 『戦後詩誌総覧』全8巻(日外アソシエーツ、2007~2010年)
  • Web版 日本近代文学館(*要有料契約)
    →日本研究に必須の近代雑誌(『太陽』『文芸倶楽部』『校友会雑誌』)に検索(書誌)データを付し、画像データベース化したもの。
  • Web OYA-bunko(*要有料契約)
    →大宅壮一文庫が所蔵する雑誌の記事を検索できる。
  • 『明治・大正・昭和雑誌記事索引集成』全120巻(皓星社)
    雑誌記事索引集成データベース(皓星社)で総目次と執筆者索引を検索できる。
  • Fujisan.co.jp(最近の雑誌)
    →雑誌の定期購読オンライン書店だが、新本に関する目次の情報が充実しているため、文献調査としても活用できる。
  • リサーチ・ナビ(国立国会図書館)>近代雑誌目次文庫
    →『近代雑誌目次文庫』(ゆまに書房刊,全82巻)の総目次を閲覧できる。
  • 戦後日本少年少女雑誌データベース
    →戦後に発行された児童雑誌のデータベース。フリーエディション(無料お試し版)でも雑誌のコンテンツを検索できる。
  • 早稲田文学総目次データベース(*停止中)
    →雑誌『早稲田文学』に掲載された記事が検索できる。
  • オンライン版 三田文学
    →雑誌『三田文学』に掲載された記事が検索できる。
  • 『近代雑誌目次全集』
  • 『日本雑誌総目次要覧』天野敬太郎,深井人詩共編(日外アソシエーツ,1985年2月)
  • 『明治新聞雑誌文庫所蔵雑誌目次総覧』(大空社)
  • 『文芸雑誌内容細目総覧 戦後リトルマガジン篇』勝又浩監修(日外アソシエーツ,2006年11月)
  • 近代女性雑誌ライブラリー
    →一般財団法人 石川武美記念図書館が所蔵する近現代の女性に関する和雑誌・洋雑誌の目録。
  • 総目次一覧(廣瀬陽一のホームページ)
    →在日朝鮮人文学関係の雑誌を中心に、雑誌の総目次が公開されている。
  • 「改造目次総覧」>『雑誌『改造』の四十年』関忠果ほか編著(光和堂, 1977年5月)
  • 『中央公論総目次;自創刊号至一〇〇〇号』(中央公論社,1970年)
  • 20世紀メディア情報データベース(*要有料契約)
    →戦後占領期の1945-1949年に発行された雑誌の記事タイトルが検索できる。
  • 各種雑誌の復刻版別冊の総目次・索引など

c.その他

  • 『雑誌名変遷総覧』日外アソシエーツ編(日外アソシエーツ,2003年-)

新聞を調査する

a.新聞の概要

  • 『日本新聞通史 : 1861年-2000年 4訂版』春原昭彦(新泉社,2003年5月)

b.データベース

  • ヨミダス歴史館(*要有料契約)
    →1874年以降の『読売新聞』記事が検索できる。
  • 朝日新聞クロスサーチ(旧聞蔵II)(*要有料契約:三重大学契約)
    →創刊号(1879年)以降の『朝日新聞』の記事を検索できる。
  • 毎索(*要有料契約)
    →創刊号(1872年)から現在までの『毎日新聞』(旧『東京日日新聞』)の記事が検索できる。ただし、戦前の記事に関しては検索の精度が低い。
  • 日経テレコン(*要有料契約)
    →『日本経済新聞』のデータベース。
  • 明治新聞雑誌文庫 所蔵検索システム
    →東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター明治新聞雑誌文庫が所蔵するすべての新聞、錦絵ほか資料類、コレクションを検索できる。
  • 新聞記事文庫(神戸大学付属図書館)
    →明治末から1970年までの新聞切抜(収集登録分)が検索できる。
  • 20世紀メディア情報データベース(*要有料契約)
    →戦後占領期の1945-1949年に発行された新聞の記事タイトルが検索できる。
  • SHOSHO ISHIKAWA
    ➝旧「石川県内新聞記事共同データベース」を含んでおり、1893年からの各種新聞における石川県関係の記事見出しが検索できる。

c.目録など

d.文学に関する事項

  • 日本近代文学大事典 増補改訂デジタル版(*要有料契約:三重大学契約)
  • 『日本文学研究資料叢書・別巻』有精堂(*三大紙連載小説目録)
  • 『時事新報目録 文芸篇 大正期』池内輝雄編著(八木書店,2004年)
    →範囲:1912-1926年
  • 『読売新聞文芸欄細目』紅野敏郎編(日外アソシエーツ,1986年)
    →範囲:1901-1926年
  • 『明治中期読売新聞文芸関係記事目録』平田由美編(京都大学人文科学研究所,1989年)
    →範囲:1886-1894年

e.その他

  • 『雑誌新聞発行部数事典―昭和戦前期 附.発禁本部数総覧』小林昌樹編(金沢文圃閣,2011年12月1日)*単行本タイトル名索引有り

文献を閲覧する

a.大学・公共図書館で借りる

b.他大学の図書館・文学館・専門図書館に資料を見に行く(上級者向け)

デジタル資料を閲覧する

a.全般

  • 国立国会図書館デジタルコレクション
    →国立国会図書館のデジタル資料が閲覧できる。また、会員登録をすると、「送信サービスで閲覧可能」の制限がかかった資料も閲覧できる。
  • JAPAN SEARCH
    →日本国内のオープンに利用可能な多様な分野のデジタルコンテンツを検索できるサービス。
  • Maruzen eBook Library
    →所属機関が購入したものに限り、スマホや学外からも学認サービスで統一アカウントを使って接続できる。60ページまではPDF形式での保存や印刷が可能。

b.文学

c.論文

d.特殊コレクションなど

資料を購入する

a.新本を購入する

b.古書を購入する

  • 日本の古本屋
    →日本最大の古書データベース。
  • スーパー源氏
    →上記と重なる古書店も多いが、このサイトにしか出品していない店もあるので併せて検索したい。
  • ヤフオク!
  • メルカリ
    →運が良ければ、古書店にさえ出回っていない稀覯本が手に入る。
  • AbeBooks.com(海外の資料)
    →欧米圏を中心とした古書店が登録するサイト。クレジットカードがあれば日本で購入できる。